舞台「操縦不能」観て来ました

先日お伝えした舞台「操縦不能」観て来ました。
10月16日(土)夜、中目黒の会場入り口には当日券売切れの張り紙。会場内は満席で熱気に満ちあふれていました。パンフレットには演目であろうANA61便ハイジャック、JAL駿河湾上空ニアミス、JAL123便墜落事故の資料が図入りで記されており事前に予習する事が出来ました。あと台詞で使われるであろうATCやTCAS等の専門用語の解説も有難い事だと思います。
黒で統一された舞台上で、それぞれの航空事故でのパイロットと管制官のやり取りがリアルに続くノンフィクション。何故事故が起きてしまったのか?何故ヒューマンエラーが起こったのか?文章だけではわからなかった人の表情や感情、考えや行動が非常にわかりやすい舞台でした。
このような2001年JAL駿河湾上空ニアミスの航空事故調査報告書の内容が、舞台だと映像として理解出来るのですから航空従事者の研修に非常に良いのではないかと思います。
各所に挟まれた資料映像、各出演者のマイク、飛行音やコックピット内ノイズ、GPWS等の警報音など、ミキシングや音出しのきっかけとか全ての交信内容を理解していないとわからないだろうからミキサーさんは大変だろうなあと思いながら観ていましたが、公演が終わり退席後、作・演出の雪竹氏にその事を聞いたら、何と!雪竹氏自身がミキサーやっていたとの事。凄いっす(笑)。あ、でも交信とかの流れを一番理解しているからミス無く出来るんだろうなあと思いました。ちなみに公演中につき、羽田飛来中のA380を観に行けない事を悔やんでおられる様でした。


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