【2010年】F1カナダGPレポ（前編）【日本→米国→カナダ】

2011年04月17日(日)

モータースポーツ

昨年５月、突然アメリカ在住者から「F1カナダクランプリに行かないか？」と誘われ、二つ返事で「ハイ、行きます！」。カナダGPまで１ヶ月、その日から怒濤の航空チケット、宿泊予約そしてF1のチケット手配が始まった。
今回は空路アメリカ入り現地合流して、陸路で国境を超えてカナダ入り。割と強行スケジュールである。フライトまで１ヶ月を切っているのでJALの割引は２０万円近くになってしまっている。ネット検索の格安エアチケットは安い順に満席になってしまっている物ばかり。
しかしながら、ここはこの手に詳しいmetro氏の力を得て１ヶ月前にしては安い往復87000円（サーチャージ等諸々合計１２万円）のユナイテッド航空割引運賃チケットを手に入れる事が出来た。ありがとう。
　往路：成田→シカゴ、シカゴ→ボストン
　復路：ボストン→サンフランシスコ、サンフランシスコ→成田
宿泊予約とF1チケットは現地で合流するYUNに手配をお願いして、何とか出発当日を迎える事が出来ました。

１日目　2010/06/10（木）　成田（日本）→シカゴ（アメリカ）→ボストン（アメリカ）

2010/06/10 UA882
NRT 成田国際空港 [ 東京(東京都) ] 16:55発
ORD オヘア国際空港 [ シカゴ(イリノイ) 14:21着
成田空港第１ターミナル。免税店AKIHABARAで時間を潰した後、搭乗ゲートへ。機材はユナイテッドのB747-400。何とラバトリーから水漏れのため搭乗が遅れるとの事（笑）。

成田のAKIHABARA

A4普通紙にプリントアウトしてきたエアチケット

ラバから水漏れ中のUA B747-400

暫くして搭乗開始。機内真ん中あたりの座席に向かう途中のラバトリーから水が溢れて通路のカーペットが水浸しになっていてタオルとか新聞紙が敷かれていました（笑）。整備さんが便器と格闘中。頑張れ整備さん！
結局時間切れで整備さん涙の降機。水浸しのカーペット周辺とラバトリー１カ所閉鎖のまま成田空港を飛び立つ。
道中のエコノミー機内食その１。ビーフにしました。

エコノミー機内食その１

機内食その２、ほうれん草とマカロニ。パンにつけるバターポーションを開けたら、何故か溶けて完全に液状化してたバターが盛大に飛び散った（笑）これぞUAクォリティ。

エコノミー機内食その２

適当にすごしたら客室乗務員がカップラーメン配ってきた。
「UNITED特製Chinese Noodlesきつねらーめんby TOYO SUISAN」キタこれ。和風だしの汁にラーメン、具は油揚げ。なるほど沖縄そばに通ずる物があるな。

きつねらーめん

TOYO SUISAN

食べたら次にする事。しかしながら当機はラバトリーを１カ所閉鎖しております。ただでさえ多いジャンボの搭乗客、１ヶ所使えなくなっただけなのにラバに並ぶ列が…で考えました。機内上映のクライマックスシーンの最中がラバトリーガラガラ。皆映画に見入っている間が一瞬のチャンスなのであった。

成田を飛び立ち、アリューシャン列島沿いで飛行。カナダからアメリカ国境付近上空ALT FL370 GS1011km/hの表示。あとはシカゴ到着まで寝るのみ。

ラバトリー

結局一睡も出来なかった！シカゴオヘア空港ターミナル５到着。※ANA SKY WEBオヘア空港案内図

入国審査を行い、一旦ピックアップした荷物をUAのコネクションバゲージカウンターに預けて、上階のATS(Airport Transit System)で国内線のターミナル１へ移動します。

確かターミナル２

ATSターミナル１駅

ATSターミナル１駅で降り、UA国内線へ。手荷物審査ゲートをくぐろうとしたら「靴を脱いでくぐれ！」と言われる。靴はＸ線スキャナーへ。なるほど、米国内線は厳しいのね。
コンコースにはマクドナルドやいろんな店が並びます。嘉手納基地内にあったレストランChili'sもあったけど混んでました。

2010/06/10 UA538
ORD オヘア国際空港 [ シカゴ(イリノイ) ] 17:05発
BOS ローガン国際空港 [ ボストン(マサチューセッツ) ] 20:29着
機材はエアバスA319かA320（笑）
　オヘア空港のマップ
今回発の窓側席、ユナイテッドエキスプレスと思われるCRJらしき物が見えます。（2010年も米国内はドアクローズまで携帯使用可能）
TAXIするとSOUTH CARGOエリアにFedExのB727-200がいました。撮影出来なくて残念。TAXIWAYを行ったり来たりでドアクローズ２５分後に離陸。上昇中下を観ると空港周辺は森だらけ…と思ったら広い庭と一軒家が並ぶ住宅街でした。庭が広すぎて森に見えた（笑）アメリカすげーな。

隣はA319

ターミナル１

たぶんユナイテッドエキスプレスのCRJ

夕日が広がっているボストン上空から雲の中へ徐々に降下。シカゴから２時間半で曇り空のローガン国際空港に到着。夕食はレッドソックス本拠地球場フェンウェイ・パークの隣にあるBOSTON BEER WORKS。スポーツバー風店内で、近くで行われているバスケの地元チーム応援で賑わってます。地ビール、クラシックバーガー、ロブスターサンド、ロブスターサラダを注文。ポテト多い（笑）残りはDoggie bagでお持ち帰りするも、車の中に入れっぱなしで後日腐る(笑)

BOSTON BEER WORKS

２日目　2010/06/11（金）　ボストン（アメリカ）→モントリオール（カナダ）

早朝、レンタカーでボストンを出発。途中懐かしのDUNKIN DONUTSを発見。本社はここマサチューセッツ州にあるとの事。どこまでも続く道路をひたすら北へ北へ…

DUNKIN DONUTS

ハイウェイ

景色が変わってきた

途中ハイウェイをランドルフで降りてすぐ、ルート66沿いの高原にあったマクドナルドで朝マック。昔、日本にもあったホットケーキ＆ソーセージを注文。ドリンクはドリンクバー。

マクドナルド

ホットケーキ＆ソーセージ

ダブルフィレオフィッシュ（笑）

ハイウェイを北へ北へ…

ハイウェイ

国境で入国審査を済ませ、カナダ入国後しばらく走っいると道路沿いに一定の距離でゴミ箱が並んでいる事に気づく。

道沿いにゴミ箱

カナダでまず最初に驚いたのがこれ。ゴミ収集車の収集方法が凄い件。横からSFチックな動きでアームが出てきてゴミ箱を掴み、もの凄い勢いで一気に持ち上げて中身をいただく。

よっ

こら

しょっ！と

モントリオールが近くなってきた。

看板はフランス語である

電線

ポントチャンプレイン橋

モントリオール

ボストンから陸路で約６時間、モントリオールに到着。町中の標識、看板全てフランス語表記。フランス語わかりません（笑）。

サンジョセフ礼拝堂

モントリオールの風景

とりあえず宿のLes Studios Hotelを探すも、なかなか見つからない。あっち行ったりこっち行ったり、いろんな人に聞いてやっと見つかった。看板無いんだもの（笑）。モントリオール理工科大学のすぐ隣にあるビルに沢山の部屋。たぶん学生寮を改装したんだろう。トイレシャワーは共同。Wi-Fiは別料金で使用可とネットに書いてあったけどロビー付近のサービスらしい。部屋で測定したら圏外だった。まあいいや。ネットのホテル案内写真とは、はるかにかけ離れた部屋（笑）に荷物を置いて車で街へ。

Les Studios Hotel

客室

街には国旗と一緒にチェッカーフラッグが。ジャックカルティエ橋でセントローレンス川を渡り、川の中州にあるジルビルヌーブサーキットの隣のサンテレーヌ島へ。丁度２回目ののフリー走行（14:00-15:30）最中のようで爆音が響いてきます。テンション上がる！しかし残念ながら周辺は交通規制でサーキットに近づく事が出来ず。

モントリオール

ジャックカルティエ橋

サンテレーヌ島

モントリオールの街に戻り、川沿いのコミューン通りに駐車して散策する事にしました。

モントリオールの風景

街中で見かけたボンバルディアの文字。そういえばカナダの会社でしたね。本社はモントリオールなのですぐ近くにあります。ここの飛行機DHC-8は日本でも沢山飛んでいます。ちなみにカナダ空軍でもDHC-8を運用しているそうで、日本で見る形とは少し違ったCT-142 DASH-8という機材です。流石こちらの機は彫りが深く鼻が高い。

見かけたBOMBARDIERの文字

グランプリウィークの風景

街中でイベントに遭遇。KVレーシングでインディに参戦している元F1ドライバー佐藤琢磨のマシンが展示されていました。そしてロータスエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの展示＆試乗会。

琢磨のインディカー　Photo by YUN

T.SATOの文字

ロータスエリーゼ

ロータスエヴォーラ

ロータスエキシージ

街の風景

今度は街中にポツンとF1カーが（笑）。ハリボテとはわかっているものの、なかなかシュールな景色。グランプリウィークならではですね、

町中にF1（ハリボテ

さりげないスナップが絵になるモントリオール。街中を撮影しながら歩いていたら私たちのカメラCanon 7Dと5D MkIIが珍しいのか？見せてくれ！と結構声かけられました。「OH!ジャパニーズクレイジーキャメラ！」とか言う人も（笑）。

モントリオールの風景

クレイジーキャメラ Canon 5D MkII（笑

モントリオールの風景

夕食はサンローラン通り沿いにあるSchwartzという店。この辺は所々歩行者天国になっていて、出店が出ていたりで賑わっていました。Schwartzは観光ガイドにも載ってる店。かなりの庶民派な店内は満席で若干待つ程。名物はスパイスに漬け込んでスモークした牛肉をスライスしてパンに挟んだスモークミート。一緒にビールも飲みたい所ですが酒類は無しだったのでコーラを注文。そういえばビールとか置いてある店、少ないですね。ビール買うのに店を結構探しました。