【退役直前】JALジャンボの思い出【まとめ】

2011年3月、JALからB747(通称ジャンボジェット)が全て退役します。あんなにあったJALジャンボが1機残らず居なくなるとは、なかなか実感がわきません。
機体の大きさ、客室2階建て、4発エンジンと、何もかもスケールがデカかった。航空機に詳しくない人でも「ジャンボジェット」の名称だけは知っている程でした。
私もその名は昔から知っていました。しかし色々詳しくなる前は、大きい旅客機は全てジャンボジェットだとずーっと思っていました(笑)。


そんな知識程の私の周辺で最初にJALのジャンボジェットに乗ったのは私の母親でした。1987年、夫婦で欧州に旅行に行った際、飛行中CAさんに操縦席へ案内されたという貴重なジャンボデビューだったそうです。古き良き時代の貴重な出来事。



貴重といえば、ジャンボの中で世界でも2機しか無いと貴重だったB747-146B_SUD。
JALありがとうジャンボのギャラリー資料によると


2階座席が7m分長い、300型機の機体に100型のエンジンを搭載した国内用機材。
日本航空が世界で初めて導入。座席数は当時としては世界最大の563席

だそうです。
そのうちの1機JA8176は、もの凄くTAXI WAYに近いところで観れた伝説の2005年12月の那覇基地エアフェスタにて、翌年の退役前に観る事が出来ました。


B747-146B_SUD@那覇空港

B747-146B_SUD@那覇空港


B747-146B_SUD@那覇空港

B747-146B_SUD@那覇空港


JAL B747-100シリーズに関しての思いはそれくらいなのですが、私にとってジャンボジェットへの一番の熱い思いはB747-200にあると思います。そのダッシュ200を追いかけた2005年5月の下地島ジャンボ訓練。
久々に下地島でジャンボの訓練が行われるという事で、その姿を見ようと沢山のギャラリーが集まりました。機材はJAL CARGOの貨物機B747-200F


下地島空港RWY17APPROACH

下地島空港RWY17APPROACH



ジャンボの大きさ、音のド迫力を身近で感じた暑い熱い数日間。もうジャンボジェットの虜です(笑)。





翌年の2006年4月にはJALのB747-200Bによる下地島訓練も行われました。



フラップダウンしたジャンボの後ろ姿は美しい。




真下から見上げると圧倒的なド迫力!



天気が良い日は真っ白なJALカラーがエメラルドグリーンに染まります。





そんなダッシュ200シリーズも2007年10月、JA8150リゾッチャを最後に退役。


JAL WAYS B747-246B(JA8150)@京浜島

JAL WAYS B747-246B(JA8150)@京浜島


そしてまだ記憶に新しい2009年7月5日、退役直前のダッシュ300クラシックジャンボで下地島を飛ぶツアーが行われました。
私は参加出来なかったのですが、有志、いや勇士の皆さんが現地にてレポートしてくれました。


嵐の直後下地島に到着しRWY17ローパスを行う Photo by Mr.aspheric

嵐の直後下地島に到着しRWY17ローパスを行う Photo by Mr.aspheric

折り返してRWY35にて到着 Photo by Mr.aspheric

折り返してRWY35にて到着 Photo by Mr.aspheric

TAXI Photo by Mr.aspheric

TAXI Photo by Mr.aspheric


嵐が過ぎ去った直後、ツアー乗客とギャラリーの大勢が見守る下地島空港でクラシックジャンボのタッチ&ゴーが披露されました。


Photo by Mr.aspheric

Photo by Mr.aspheric

Photo by Mr.aspheric

Photo by Mr.aspheric

Photo by アフターバーナーM

Photo by アフターバーナーM


再びツアー乗客を乗せて那覇空港へ戻るクラシックジャンボB747-300
3マンクルーのクラシックジャンボも2009年7月で全て退役。


Photo by アフターバーナーM

Photo by アフターバーナーM


Photo by Mr.aspheric

Photo by Mr.aspheric


そしてとうとう2011年3月、ダッシュ400が退役。JALからジャンボが無くなります。一番乗ったジャンボジェットがダッシュ400


B747-400D(JA8904)

B747-400D(JA8904)


B747-400D(JA8904)

B747-400D(JA8904)


B747-400(JA8088)成田RWY34R APPROACH

B747-400(JA8088)成田RWY34R APPROACH


当たり前のように居たのに居なくなってしまう…出会いがあれば別れもあります。空港に行けばJALジャンボが見れる風景も、もう無くなってしまいます。


羽田JALハンガー

羽田JALハンガー


羽田JALハンガー

羽田JALハンガー


ゆったりとした乗り心地と客室の広さはジャンボならでは。4発のエンジンにも安心感がありました。これからは2発エンジンの機材ばかりで見た目も寂しくなりますが、JALジャンボジェットの圧倒的な存在をいつまでも忘れる事は無いでしょう。さようならJALジャンボ!長い間おつかれさまでした。


羽田RWY34R DEPARTURE

羽田RWY34R DEPARTURE


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