シンガポール航空A380キャビン公開レポ
5月20日、成田に就航するシンガポール航空の総2階建て最新鋭機エアバスA380。その機のキャビンを誰よりも早く体験する方法…それは4月16日〜20日、22日に赤坂サカスの特設会場へ行く事であります。ボーイングのジャンボよりも大きい世界最大級の大型民間機A380。シンガポール航空仕様の客室は3クラス。座席数471席のうちスイートが12室、ビジネスが60席、エコノミーが399席。21社の日本企業も参画した機材の内部に触れていきましょう。
まずはファーストを超えたクラスという最高級グレードの「スイート」から。庶民としては、おそらく今日限り無縁であろうこの空間。23インチ大型液晶と万全のエンタメ、PC利用の為のAC電源、USB端子装備。「ポルトロナ・フラウ」社製革張りシート、ブラインドとスライドドア付きの豪華なプライベートルーム。アメニティはフェラガモ、ベッドリネンはジバンシーデザイン。溜め息と共に「スイート(笑)」と言うくらいしか言葉が見つからないですね。
続いてのクラスは「ビジネスクラス」。1-2-1のシート配列なので、全てのシートからダイレクトに通路へ出られるそうです。液晶画面は15.4インチ。AC電源、USB端子装備。
そして大型レザーシートは背もたれを前に倒すとフルフラットベッドに。
お待たせしました!庶民の味方、「エコノミークラス」です。最前列シートの液晶モニターとコントローラー。
殆どの乗客がお世話になる標準のエコノミーシート。なかなかよくまとまってます。ん〜しかし突起が多くて降機後の機内掃除が大変そうですね(笑。
コントローラーは表が各種選択、音量やチャンネル等のリモコンになっています。さて裏は?というとアルファベットが刻印されたキー。先程から記しているUSB端子にドライブ(USBメモリー?)を繋げば、何とPC無しでワードやエクセル、パワーポイントが起動。文章作成可能だという。まあこのキーで文章作成は若干辛そうですが、その気になればOKですね(笑。ちなみにカーソルはコントローラー左隅の十字キーで動かすそうです。
全てのクラスで同様のエンタメ類が楽しめるそうで、この機内エンターテイメントシステムを「クリスワールド」と言うらしい。配布資料によると先程のワード等の他、100タイトルの映画や180タイトルのテレビ番組、700タイトルのCDアルバムと20以上のラジオ。さらには3Dゲームやベルリッツの語学学習ソフトも楽しめるとの事です。