下地島2006 滞在１日目空の日レポ

2006年09月30日(土)

宮古島から船で西に約１０分程の伊良部島へ到着。そこから車で伊良部島を西に横断し、短い橋で繋がる小さい島が下地島。羽田から那覇経由で約６時間。島の半分が、まるで空母のように空港で埋め尽くされている島。全長3000mの空港は民間機の定期便が飛んでこないパイロット訓練飛行場。島には宿泊施設、そしてダイビングスポットとミニゴルフ場を備えたまさに要塞（w。
その下地空港で毎年行われる「空の日イベント」。通常は入れない管制塔やエプロン、訓練機を見学出来るという。行ってみたいなあとは思っていましたが…その楽しさを実際に下地常連のmetro氏に聞いて以来、今年こそは絶対参加すると決めておりました。東京から何度か空港事務所に開催日を問い合わせ、具体的な日程が決定したのを知ったのが確か開催１ヶ月程前の事（w。急いで航空券を予約し、本日の参加と相成りました。

下地島空港

宿泊施設の「さしば」に到着すると、下地常連の二人、metro氏とアフターバーナーM氏が待ち受けておりました。管制塔見学は１４時からだそうです。早速、空港へ向かいましょう。
下地島空港に到着。いつもは閑散としている建物前も、島の人達で賑わっています。

予定表

予定表によると
13:00〜　絵画展表彰式
14:00〜15:00　大型消防車展示、放水訓練
14:00〜16:00　管制塔見学
14:00〜16:00　気象室見学
15:00〜16:00　航空機見学
只今、絵画展表彰式が終了し、管制塔見学の受付が行われております。狭い所なのでグループ見学。１グループあたり１５名程度で見学だそうです。我々は14:15分からの見学に予約。

JEX B737-400 JA8996

13:32 予約を済ませ、エプロン上の機を望む。只今訓練中そして、この後の機内見学で公開される機。
JAL EXPRESS B737-400　JA8996　と、タイヤ。ん？交換でもするのかな？（後に理由判明）…と思っていたら何かキターー！RAC DHC8-100　RUNWAY17アプローチ１回行うも、以降RUNWAY35アプローチ。只今天候晴れ29℃ 風 040/12KT …ああこれじゃあ35ですね。暫くしてFULL STOP。おお、空の日飛来で地上展示か？！と思いきや、普通にクルーチェンジ。

さりげなくRAC DHC8-100訓練中

RWY35 ファイナル

リバース

TAXI

こっち来た！

スルー...orz

入選作品

絵画展の入選作品。みんな上手い。さすが空の島。素晴らしいですね。
外で空港用6000L級化学消防車MAF-60Aを見ていたら管制塔見学の時間になったので建物入り口へ。我々以外は家族連れの普通の地元の方々。エレベーターで最上階まで上がり、そこから屋根裏部屋に行くかのように狭い階段を登ると…

MAF-60A

メインタレットノズル

RWY35 END方面

RWY17 END方面

RWY17 END

管制塔

zz絶景！！涙で霞んで景色が見えない…泣けてきた。　　
と言う感じでしょうか（w。レーダーモニターや気象情報、SFLやPAPI等の照明卓、そして脇には無線局業務日誌の展示。丁度眼下では消防車の放水展示が始まったので小さい子供達はそちらを見ていましたが、我々でっかい子供達はこちら側の景色と機材に夢中。ふと見つけたコンソール左隅の「RWY35」の札。
一瞬orzしつつ１０分弱の管制塔見学が終了。
航空機見学時間まで建物内の気象室を見学。数年前に猛威を振るった台風のレーダー画像や被害写真を見る。

JEX B737-400

15:00 SPOT前のゲートにて機内見学の受付を済ませ荷物を預ける。２０人一組のグループで何度かに分けてエプロンへ。そういえば集まっている人達は地元の家族連ればかり。我々のように、わざわざ飛行機乗り継いでやって来たような方は予想外に少ないです（数えられる程の人数）w。たぶん今日はYSのさよならイベントに行ってるんでしょうね。

ブリジストンタイヤ

使用済み

まずはライン整備さんからタイヤの説明。そうか、交換用ではなく展示用だったのですね。
上が新品タイヤ。下は使用済みで溝がほとんど無くなっています。ちなみにB3用ではなくトリプル用だそうです。
続いて機材反対側へ。

おむすび

機材中央部

機首部

チョーク良し！！（指差）

ピトー管、インターホンジャック他

反対側

CFM56

エンジン見学。B737エンジン１基のお値段はこちら。
気絶しますね。エンジン内で回転するファンブレード１枚のお値段はこちら。結構します。機内はクラスJ設定。B737-400はJTAしか利用していなかったのでJEXのB3にクラスJが設定されている事は知りませんでした。通路が狭そうですが、カート通らなそうなので後方CAさんサービス大変そうですね。
あまりチャンスのないB3後部ドアからの降機にて終了。

ファンブレード

カウル内部

STARTER ENGINE AIR TURBINE

タラップにて搭乗

DJ &CJ（ Class J）

客室

後方ドア付近

B737-400

JA8996

RUNWAY 17END

機材見学を終え、再度気象室へ。隣接する運行管理室に明日からの１０月訓練機材予定表があったので見てみるとライン２社以外にRACやCAB、海保の予定でビッシリ。滞在中の明日はJEXのB3のみ、明後日はB3お休みですがRACのDHC8と海保のF900が来るそうで一安心。
外へ出てmetro氏御一行を待っているとジェット音が！ああ！J-AIRのCRJがRUNWAY17でローパス！逃したっ！期待を込めてRUNWAY17ENDへ急ぐ。

RUNWAY 17END

来た-----！！

ん？

unknown

つ　ば　め　？

GS 0KT

040/12KTの風を受けて浮いております。風洞実験のようにぴたりと浮いております。

何かの訓練の模様（w

ブレイクし急旋回の機動飛行。あまりの機動の速さにカメラが追いつきません。そしてまたこの場所にブーメランのように戻ってホバリング。。。

swallow 01…

ブレイク！

ナウ！

swallow 01、速い！

シースキミングでレーダー回避…

B-2ステルス？（w

夕焼け

その後、CRJが来る事はなかった。。。
orz..
諦めてさしばへ戻る。
クラブハウスからのサンセット。なんかこう南の島にいると言う事を実感させてくれる景色。

今晩はmetro氏、Eif-AirのEif氏とお連れさん達からバーベキューのお誘いを受け、アフターバーナーM氏と共に合流。宮古牛１年分は食べたかもしれない。。。そういえばと先程のCRJ飛来の事を話していたら、何とmetro氏がB737のタラップ上から撮影した（！）というので画像と公開許可を頂きました。空港敷地内からの貴重なアングル。ちなみにこの機材、午前中に那覇空港のハンガーにいたCRJと思われます。追い風での17アプローチでゴーアラウンド１回のみの飛来でした。metro氏、有り難うございました。

J-AIR CRJ

RUNWAY17ゴーアラウンド

JA205J

Tシャツ表

Tシャツ裏

本日の購入品。一般には販売されていないという訓練センターのTシャツ。B6とトリプルの２タイプ。トリプル買いました。
ちなみにSHIMOJI "SHIMA"とあります。グーグルアースで空港の滑走路横に描かれている大文字を見ると〜JIMAとあります。しかしYAHOO検索ではSHIMOJISHIMAが1390件でSHIMOJIJIMAが127件。どちらが正しいのか、永遠のテーマなのであります。