都内でもハッキリ見えた!スターリンク衛星の群れ

2020年3月24日午前5時7分、少し薄明るくなった夜空に現れた数十個のスターリンク衛星の群れです。数日前にスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられた60機のスターリンク衛星が一列に並んだまま、明るさを増減(太陽光の反射)させながら南西から天頂に向けて流れて行きました。(都内からiPhone XSで撮影)



スターリンク衛星とは?

アメリカの民間航空宇宙企業「スペースX社」が打ち上げている通信衛星「スターリンク衛星」
ウィキペディアでスターリンクを調べてみると

スペースXは、総数約12,000基の人工衛星を、2020年代中頃までに3階層に渡って展開することを計画している。

との事です。
1回のロケット打ち上げで約60個の衛星をまとめて打ち上げています。打ち上げてロケットから切り離されると、地球を周回しながら徐々に各衛星が分離して軌道上へ向かっていきます。打ち上げから軌道上への数日間に運良く日本の上空を通過し、且つ太陽光の反射か観測されやすい日没後、又は日の出前という条件が揃うと、夜空に約60個の光が連なりまるで銀河鉄道の様な光景が観られると言われております。

スターリンク衛星を観測してみる

普段、ISS国際宇宙ステーションや人工衛星を視認観測する時に使っているスマホアプリSpaceStationAR 。自分のいる場所から、何時に、どの方向から、どのくらいの明るさで、どこを通過するのかARで表示してくれるスマホアプリです。最近スターリンク衛星の通過コースも表示する様になったので調べてみると、夜明け前の5時ごろ東京上空を明るめに通過するとの予報が出ていました。


SpaceStationAR


早起きしてベランダへ。東の地平線付近は若干薄明るくなってきましたが、スターリンク衛星が現れるであろう南西の空はまだ星が輝いています。寝惚け眼をこすりながら半信半疑で西の空をボ〜ッと眺めていると…
地平線から天頂へ、次から次へと光点が列をなしてゆっくりと流れていきます。その光景にしばらくの間、口を開けたまま見入っていました。まさか肉眼ではっきりと見えるとは思っていなかったので記録デバイスを用意していなかったのですが、比較的多くの衛星が明るく輝いていたので星などを録画するのに難儀なiPhoneXSでもピントが逃げることなく録画する事が出来ました。


動画の前半は興奮のあまり画角が動いてしまいましたが、後半あたりからは画角を固定しましたので、左下に映っている明るい星「アルクトゥルス」を基準にスターリンク衛星の明るさや速度がわかると思います。動画の画角は、スマホ用の衛星追尾アプリSpaceStationAR の図で説明しますと、画像左が地平線、画像右下が天頂方面になります。



なおスターリンク衛星が軌道上へ向かう際の光の反射が天文天体観測に悪影響が出るといういわゆる光害への対策として、今後打ち上げていくスターリンク衛星には反射を抑える対策を施すよう取り組んでいくそうです。


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