航空自衛隊 那覇基地航空祭2005(午後)
12月11日に沖縄県那覇空港で行われた航空自衛隊 那覇基地航空祭「10万人のエアーフェスティバル2005」午後編です。
12時、通常の航空祭ならお昼休みですが、ここは那覇空港。ラインが次々と目の前を通過するので飽きる事はありません。
次の飛行はブルーインパルスが13時から。それまでに反対側のエプロンにある機を見ておきましょう。
右から、白いのが80式空対艦誘導弾ASM-1
青いのが500ポンド模擬爆弾
そして70mmロケット弾
その奥に20mmバルカン砲
E-767早期警戒管制機(AWACS)from浜松。
B767-200ERベースです。
回転翼はCH-47とUH-60。
沖縄旅行…ワクワク気分で那覇空港に着陸してまず目にする景色は、整然と並ぶこの機体。那覇空港といえばコレ。
P-3C 哨戒機。
12:40 ブルーインパルス開始20分前の風景。
どうでしょう?他の航空祭なら大混雑の時間帯。
殺伐とした場所取り…ブルーシートの景色は皆無です。
皆が最前列。この余裕が那覇。
13:00 ブルーインパルスが始まります。あの曲と共にウォークダウン開始。間近で見るのは初めてです。
パイロットはそれぞれ自分の機に乗り込み、左右エンジンスタート、その他チェック後ブロックアウト。空での飛行と同じく、それぞれが統制の取れたの動きです。キャノピーの開け閉めも無線でのきっかけと同時に全員一斉に行います。
RUNWAY36へタキシング。増漕付けたままの演技です。
さてご覧のようにブル−とはいえ、民間の離着陸に支障をきたす訳にはいきません。当然ながら到着機待ちです。そしてB34も先に行かせます。
引き続き出発機、AIR NEXT B35が離陸に向かう。そしてANAのB6が到着。混んでますね。
滑走路と平行に北上。空港よりやや海側上空を飛行。演目は全て水平系。他の航空祭に比べたら物足りなさがあるかもしれまあせんが、那覇でのブルーインパルス航過飛行は26年振りとの事なので貴重なのであります。
空港通過後レフトターン。向こうには隣の米軍嘉手納基地にアプローチしているC-130らしき機影。通常のエアライン業務に支障がないようにしなければなりません。アプローチ中の機がある時は、とあるポイントでブルーがホールディングして空くのを待ちます。
オーバーヘッドアプローチにて1号機から順次36アプローチ。
しばらく機首上げして滑走し減速。滑走路ENDでレフトターン。
JA8957 ANAポケモンB747-400Dがランディングし、目の前を通過したその奥に…何とブルーインパルスがこちらに向かってタキシング開始。
真正面からやってきました。
場内に「入間行きの方は急いで…」みたいなアナウンス。入間行き自衛隊関係者限定アナウンスの様です。出来る事ならば私も入間まで乗せていただきたいです。14:55 C-1 帰投
続いて15:05 U-125帰投。
とにかく民間機のパイロットは業務中にも関わらず、タキシング中に手を振るサービス。軍民関係なく飛行機好きの航空祭でした。
15:40 美保の403SQ、YS-11C(02-1158) 帰投。
元、水色の50周年塗装機は独特の高周波金属音とブーンというプロペラ音を響かせて那覇空港を離陸。
ノスタルジックな空気が漂う一時。
ブルーは泊まりとの噂。E767は夕刻帰投だそうです。
間もなく16時。那覇基地エアフェスティバルも終了の時間を迎えました。
他の基地のように派手さは無いですが、それを補う民間機の多さ。穴場ですね。来年も来ます。
適当に時間を過ごして時は20:30
羽田行きは毎度の事ながらJTAかJALの最終便です。
1万円ちょっとで飛べる安さが魅力。座席は24A。左側にしたのにはワケあり。これは羽田に着陸する時の景色を見る為。
21:10那覇発→羽田行きJAL1934 JALの羽田行き最終便。
JA8524 B737-400 JTA機材のコードシェアです。
タキシング中、自衛隊基地を見ると真っ暗闇。昼間の騒ぎが嘘の様です。RUNWAY36離陸後はお約束の睡眠タイム。しかしながら寝付けず。。。PAによるとFL310 GS1000km/hの模様。
しばらく真っ暗で何も見えない窓に頬を当てていると、遥か彼方10時の方向に点滅する機影を発見。左翼に光るグリーンのナビゲーションライト…こっちに向かってますね。加速度的に向かって来る光。ぶつかる?!と思った瞬間、何事も無かったように真下をかすめる。B767と確認出来る近さ。常に外を見ていると面白いですね。これで至近距離をすれ違った機を見たのは3度目。
さて、景色に本州の光の点が多くなってきました。太平洋から東京方面に向かっているようです。しかしすでに23時過ぎ…この時間は騒音の関係で千葉を横切らずに館山あたりから東京湾を北上するアプローチコース「FMSローカライザー34Rアプローチ」です。
館山から北上、東京湾入り口の▲KAIHOあたりから、左側には横須賀から横浜の夜景が広がります。遠くにはこれから向かう羽田空港が見えてきます。そしてローカライザーに会合する東京湾上の▲BOGENから▲ZAUSUというポイント付近で左に大きく旋回する時、滑走路34LのILSアプローチコースを跨ぎ、これから着陸する滑走路34Rのランディングライトと誘導灯のフラッシュライトにだんだん正対していく景色を見る事が出来ます。通常のILSですと真っすぐに滑走路に向かうので客席から滑走路は見えません。まさに23時以降ならではです。
23:20頃、羽田RUNWAY34Rに到着。TAXIWAYにレフトターンすると2機の光がアプローチ中。同時刻に那覇を離陸したANA機と千歳からの最終便です。これで本日の羽田到着便は終わり。モノレール混みそうだなあ。
そんな訳で那覇航空祭一泊沖縄旅行終了です。軍用機好きはもとより、民間機好きに大いにお薦めな航空祭でした。来年も行きそうです。